よし!今日から自主練だぁー!
「がんばってね、カノ」
「俺も部活がな〜サボろっかな」
「いや、普通にダメだから。行くぞ、光」

ギャア〜〜〜〜と叫びながら波留に引っ張られていく光くん。

「無理すんなよ、花音」

波留が光くんを蹴りながら言う。
いつも意地悪で私のこと名前で呼ばないくせに、私が不安なときは優しくしてきて名前で呼ぶんだ。
なぜか、波留に名前を呼ばれると落ち着く。