届いて欲しい。

「俺たちかぁ? お前らを倒しに夜の散歩
をしてたんだよ」


ニヤニヤ笑い、抜刀する男達。


「へぇ、それは楽しそうだ。

皆さん?楽しむすきが無いくらいさっさと
終わらせますよ」



「「「はっ」」」



総司の一声で抜刀する一番隊。


蒼空も抜刀し構えた。



「あ、そうでした。」


そんな呑気な声にピリッとしていた一番隊の
隊士達が拍子抜けしたように脱力する。


「なんなんだ。」

ぼそっとつい口に出す蒼空。


「今日は蒼空さんの初出勤なんですから
ぜひ、思いきってやってみましょう
てことで、みなさんは今日は休憩です。」



「「「ええーーーーっ」」」

不満轟々な彼ら。
しかし、総司の笑顔がどんどん黒く・・・


抜いていた刀をしまい、直立する彼ら。

「分かればいいんです。
蒼空さん、いきましょうか。」

まるで買い物へ行くような足取りで男たちの方へ
向かう総司の後ろを、蒼空はただ無心でついて
行った。