届いて欲しい。

「華さん、といったね。


これは蒼空くんの意志だ。


君たちが彼女、いや、彼に求めたのは
こういう事だろう。
君たちが責める資格はないんだよ。


以上で終わる。
一番隊は明日から頼む。」


一番隊の隊士らの返事が聞こえる。


けれど、華には
何の音も聞こえなかった。


何とも言えなかった。

事実だった。彼女たちが裏で毎日鬱憤を
ぶつけていたのは蒼空だった。
蒼空だけが好待遇だから、
蒼空は幸せだと勝手に決めつけ
蒼空の気持ちも考えず言いたい放題だった。

蒼空も苦しめばいいと言った。

大変さを分かれと、

わたし達の仲間ではないとも言った。


それが蒼空の耳に入らなかったとはいえ、
ここの頭には全て筒抜けだった。
否。蒼空の耳に入らないようにしていたのは
ここの幹部らだった。