届いて欲しい。

そろそろか。
蒼空は、着替えて座っていた。

来ているのは深い緑の男物の着物。
土方と総司が要らなくなった着物を
何枚かくれたのだ。
今日のは土方の着ていたもの。

知識が無い蒼空でも上質なのがわかる
ほど、着心地が良い。

「蒼空さん、行きましょうか。」


そう言ってニコニコ笑うのは総司。


今日から総司に色々教えてもらうことになっている。

「総司、これからよろしく。」


ニコニコと笑っていた総司の
目尻がさらに下がる。

癒される~。

「こちらこそ。さて、行きますよ。
遅れると鬼の怒鳴り声が響きますからね。」

ふふっと二人で笑い広間へ向かった