届いて欲しい。


さっきまで人がたくさん出入りしていた筈なのに
扉のあったはずの所から光は差さない。


闇。


何もかも飲み込みそうな漆黒とは

このことかと思う程に。






「華?」

華が少し震えていた。


普通の闇なら目が慣れるはずのに
待てども変わらない。