届いて欲しい。


「山崎です。よろしく。

怪我の具合を見させてくださいね。」



そう言われても蒼空は動けない。


山崎が布団を引き上げて見えないよう
帯を解く。帯・・・蒼空は今気付いた
総司の着ているものより質は
劣るが紺色の着物を着ていた。



誰が着せたのだろうか。


「沖田さん、出ていてもらえまいか。」


総司は、ニコニコと座っていた。


出ていく気配はない。