「……着いたぞ。」


着いたのはボロボロの倉庫。


うわぁー……これが世界一との差?

『神龍』の倉庫はすっごく綺麗で立派なのに
『嵐王』の倉庫は見るからにボロい。


中に入るとやっぱりイカつい人達が居た。


「あー?お前ら、ソイツは誰だ。」


う、この人……なんか臭い。


「総長!コイツは……。」


『初めまして。

いきなりで失礼ですけど、
聞きたい事があるんで答えて頂けますか?』


「お前、女か?
見れば結構上玉じゃねぇか!!」


人の話を聞かずに肩を掴もうとする男の手を


バシッ!


『人の話を聞きなさいよ。』


振り叩いてやった。