一日何十冊の本を読み書きしながら 頭の中に無理矢理詰め込む。 一般では決して学ばないであろう 作法や色々な教養を学び、 私はひたすら知識を蓄え続けた。 「朱音って頭良過ぎだろ!」 『……そう、かな。』 紘にぃに褒められ、笑った。 その瞬間、 紘にぃは驚いた表情をして直ぐに俯いた。 『紘にぃ……?』 「いや、なんでもねぇーよ! それより「紘にぃ」って言ってくれて嬉しい♪」 パッと顔を上げると嬉しそうにニコニコしてる 紘にぃを見て不思議に思った。 ……変なの。