『なんで、朱音が…。』


「本当は明日に帰る予定だったけど、
「父さんが日に日に窶(やつ)れていく!」って
天空が電話してきたから。

目の下に隈(くま)が出来てる…。」


天空が…。


『俺、朱音が居ないと寝れない…。』


「今日は甘えん坊の狼さんですか〜?
どーんと来なさいな!!」


おいでと両手を広げて待つ朱音。

それを見て素直に身体を預けた。