『朱音、気付いたかな〜…。』


蒼空ちゃんの誕生日プレゼントなのに
僕って悪い奴だよねぇ。

でも、気に入ってくれると思うな!


「社長、そろそろお時間です。」


『それじゃ、後は任せるよぉ〜♪』


僕も蒼空ちゃんのお誕生日会に
お呼ばれしてるからね!

あのテディベアは朱音と類からのプレゼントで、
勿論、僕は別の物を用意したよ♪


デスクにキーホルダーを置いて部屋を出る。


想いは告げられなくても
類が知らない僕と朱音だけの秘密があれば
僕にはよっぽと価値があるんだ♪♪


抱えきれない可愛さ THE END