「おっきいねぇ〜♪」


気に入ったのかテディベアに抱き着く蒼空。


「朱音、そんなに見てどうした?」


「んー……あ!」


あのキーホルダーと同じ!


高校生の時に燐に渡したクマのキーホルダー。

その後に知らない男達が来て、
踏み潰したのよね…。


「もう、燐ったら…。
もしかしてまだ持ってるの?」


燐の前で暴れたから恥ずかしいなぁ。


「燐がどうしたの?」


「…なんでもない!
ほら、準備しないと皆が来ちゃうでしょ!!」


類の背中を押してリビングに向かった。


朱音sideEND