双姫 IV 番外編



止めなきゃ!
でも、僕で朱音を止められる…!?


「なんだよコイツ!」


「あ、謝るから…頼む!!」


男達の声が聞こえていないのか
朱音は距離を縮めて行く。


ま、迷ってる暇なんてないぃ!!


『朱音ッ!止まってぇー!!』


ピタッ…


「………………ハァ…行け。」


男達はその言葉に戸惑いを隠せない。

僕の方をチラッと見たから
早く行くようにジェスチャーすると、
慌ててその場から逃げ出した。


『しゅ…「来ないで!」……朱音?』


「やっぱり、私は何も変わってない。

見たでしょ?
あんな奴らでさえ自分を抑えきれない。」


それは、自分の妹を殺した東条達と
重なって見えるから。


「私は…自分が怖い……!」


さっきとは違って朱音の声は震えていた。