「……李樹?どうしたの??」
『い、いえ…あの花はですね。』
花の名称なら大丈夫でしょう。
『あの花の名は……………あ。』
花の名を言おうとして止めた。
「あ…?」
「お二人さん。
こんな所で一体何をしているのかな…?」
その声に朱音さんは私の顔を見ながら
どんどん青褪めていく。
「る、類…ど、どうしてここに?」
「んー?
家で出掛けた朱音を待つ予定だったけど、
燐に「面白いイベントがあるよぉ♪」って
無理矢理連れ出されてうんざりしてたらね?
李樹のパートナーとして
朱音が居たからもう驚いてさ。」
話す内に声が低くなり、口調が早くなる。
「朱音、どういう事か説明しよっか…?」
「は、はひ(泣)」
類の威圧に負け、
朱音さんは半泣きで説明を始めた。



