双姫 IV 番外編



「……李樹?どうしたの??」


『い、いえ…あの花はですね。』


花の名称なら大丈夫でしょう。


『あの花の名は……………あ。』


花の名を言おうとして止めた。


「あ…?」


「お二人さん。
こんな所で一体何をしているのかな…?」


その声に朱音さんは私の顔を見ながら
どんどん青褪めていく。


「る、類…ど、どうしてここに?」


「んー?

家で出掛けた朱音を待つ予定だったけど、
燐に「面白いイベントがあるよぉ♪」って
無理矢理連れ出されてうんざりしてたらね?

李樹のパートナーとして
朱音が居たからもう驚いてさ。」


話す内に声が低くなり、口調が早くなる。


「朱音、どういう事か説明しよっか…?」


「は、はひ(泣)」


類の威圧に負け、
朱音さんは半泣きで説明を始めた。