双姫 IV 番外編



陽蘭side


「くっせぇ…。
おい、この花くせぇーんだけど。」


「お兄様、下品ですわよ。」


お兄様を無視して次々と花を生ける。


「…ハァ……ここまでして李樹が良いのか。」


「お兄様だって、モデルのCielさん?
人妻ですのにお好きではないですか。」


その気持ちとどう違うのです?


「俺は卑怯な手段を使って手に入れようなんて
一度も思った事ねぇーよ。

アイツら見てっと
邪魔しようなんて思う方が馬鹿だしな(笑)」


その言葉を聞いて花を生ける手を止める。


「なぁ、陽蘭。
そーいう愛情もあるんだからな?」


「……私には分かりませんわ。」


大好きだから愛しているから
手に入れたいと思うのではありませんか。


気を取り直して花を生けた。


陽蘭sideEND