「陽蘭が握り潰した…。」 「わぁお…鍛えがいがありそうね。」 朱音さん、暢気ですね。 『これでは、花の見分けが…。』 色はどうにか分かるが、 正確な形が分からない。 それが何種類もあれば自分が望んでいる花を 見つけ出すのはほぼ不可能。 「流石、的場家。 何種類もの花を用意してんだなぁ〜。」 花のリストを見ていると徠斗さんが 横から覗き込んでいた。 『勝手に見ないで下さい。 徠斗さん、まさかわざとではありませんよね?』 「俺もそこまで悪じゃねぇーよ!!」 この兄妹は天敵です。