双姫 IV 番外編



「り、李樹…?大丈夫??」


『……ハァ…眼鏡はこんな時不便ですね。
今度からはコンタクトを用意しておきます。』


眼鏡を取られた事より
視界がボヤける事の方に苛立ってる。


「なんだかんだ優しいのよね…。」


毒舌なのに(笑)


『何を笑ってるんですか。

眼鏡を取り戻せなかったら
勝負は決まったも同然ですよ?』


見えていない筈なのに当てる李樹に驚く。


「そんなに心配しなくても、直ぐに徠斗が…。」


カチャ…


「あのー…李樹?
予備を持ってたりしねぇーよな……?」


徠斗の掌にあるのは、
ありえない方向に曲がった眼鏡だった。


朱音sideEND