双姫 IV 番外編



朱音side


私を気遣う李樹の顔色は優れない。


「ねぇ、徠斗。

今回の衣装はそっちが用意すると
招待状には書いてあったけど?」


「あー…見て驚くなよ?」


ゴソゴソと何かを出す徠斗。


「言っとくけど、
選んだのは俺じゃねぇーからな!?」


「『し、白無垢……?』」


「因みに俺は白袴だ…。
まだ、結婚してねぇーのに……。」


まさかのチョイスに呆然になる。


『これは、私に対する当て付けですかね。』


「妹は「白で着物の方が花も映えますわ!」って
もっともらしい事を言ってたけどな。」


今でも徠斗の妹さんだなんて
信じられないけど、ここは李樹の為!

負けないと気合を入れた。
私は立ってるだけだけどね(焦)