『…分かりました。 ですが、明らかにこちらがフリですがね。』 「え、どういう事?」 「この会場を用意したのは俺の身内。 つまり、審査員も敵だ。 妹は初めからお前らに勝たせるつもりがない。」 こんなに女性に振り回されるとは。 「李樹…。」 『心配はありません。 勝つ事だけを考えましょう。』 不安そうな朱音さんを安心させ、 小さくため息を吐いた。