「朱羽のは彼女だから分かるけど、
どーして蒼月の分もある訳ぇ!?」


「日頃の礼と
俺のプレゼント選びに付き合ってくれた礼。

蒼月は付き合う前に
色々と協力してくれたからな。」


シレッと答えた蓮斗に唖然とする。


ちゃんとプレゼントを用意した蓮斗と
誕生日を知りもしないで用意していない僕。


どう足掻いても僕が悪い…。


「蒼月に許されたいなら
蒼月が満足するプレゼントを用意して
出直しておいでぇ〜(怒)」


「どんまい…兄ちゃん(笑)」


パタン!


最後の最後で蓮斗に勝ち誇った顔をされ、
扉は閉められた。

この後…僕が半べそでプレゼントを大量に
買い漁った事は言うまでもない。


姉妹喧嘩&兄弟喧嘩 THE END