「なぁ〜んで亜蓮が居る訳ぇ?
蒼月は蓮斗だけを呼んだんだけどぉ〜。」


わざと「蓮斗だけ」を強調する辺り、
相当怒ってるのが分かる。


「俺は悪くねぇぞ。
コイツが勝手に付いて来たんだ。

…朱羽、誤解って分かってくれたか?」


『あ、うん…疑ってごめん……ね?』


僕らと違って
ピンクのオーラを出す朱羽と蓮斗。


「これ、朱羽と蒼月に。」


二つの袋を渡す蓮斗を見て、
一つの疑問が浮かぶ。