「あー…こんなに愚痴言ったの初めて。」
『スッキリした?』
俺が思ってた以上に傷は大きい。
「でも、本当に関わらないで。
婚約者も決めないし、
私は一人で生きていきたいから。」
『家を出るつもり?』
「だって、私が婚約者を決めたら
その人が組を継がなきゃいけなくなる。
そんなの…可哀想でしょ?」
先輩は自分が大事かの様に振舞ってるけど、
本当は周りに被害が及ばない様にしてる。
不器用だね。
チャリ…
『ん…?』
手に触れた物を見る。
「じゃあ、私は戻るから。
話すのはこれで最後だからね!!」
『またね〜♪』
手を振って見送る。
チャリ…
『犯人は君ですか。』
それを目の前にぶら下げて睨んだ。



