双姫 IV 番外編



『先輩、その怪我は誰に?』


箸を止めて、真っ直ぐ目を見る。


「そ、れは……。」


『昨日はどこも怪我してなかった。
となると…学校が終わってから?』


「…ハァ……ここで言わなくても
どうせ問い詰めるんでしょうね。」


おぉ、短期間で俺の性格を分かってる。


「昨日…家に帰ったらお父さんに呼ばれたの。
こっちは顔も見たくないのに…。

仕方なく聞いてみたら、
どんな内容だったと思う?」


『うーん…後継ぎになれとか?』


「半分正解半分不正解。
「そろそろ婚約者を決めろ」だって。

久々に対面したと思ったら何?

顔面ブン殴って、
家飛び出したらこのザマよ。」


あちゃー…言葉が直球過ぎて関係悪化か。