双姫 IV 番外編



『ここなら良いんでしょ?』


着いたのは屋上。


「まぁ…ここなら……。」


最早、抵抗する気すら失せた。


『ほら、早く食べよ。
にしても…えらく重たいね。』


ようやく鞄が手元に戻り、
チャックを開ける。


「なんたって重箱だからね…ハァ……。
私、あんまり好きじゃないのよね。」


こんなに食べられないのに持たされる。
どうせ残飯として捨てられるのにね。


『じゃあ、とっかえしよ。』


重箱を取られ、
私の手には極普通のお弁当が乗せられた。


藍sideEND