「驚くのも無理ありません。 ここは貴女の所謂(いわゆる)精神世界。 まぁ、僕は既に死んでいるんで 関係なく入り込めるんですけどね?」 『やっぱり…幽霊……!? こ、怖いから近寄らないで!!』 まさかの本物に後ずさる。 「あぁ、幽霊が苦手でしたね。 でも…僕からすればこうやって精神世界に 頻繁に行く貴女の方が怖いですよ。」 既に死んでいる者から「怖い」と言われた事に 動揺を隠せない。 「生きているのに死の香りがするなんて。」 死の…香り?