「月が…綺麗……。」


私が言った言葉を復唱する蓮斗。


も、もしかして意味知らなかった!?
知ってても知らなくても恥ずかしい!


グイッ!


「きゃ!?」


一人で焦っていると、
いきなり腕の中に閉じ込められた。


「…ハァ……やっと、俺の女だ。」


月を背に嬉しそうに笑う蓮斗は
とても綺麗だった。


朱羽sideEND