ドクン…ドクン…… ヤバい…緊張して逃げてしまいたい! 「朱羽? もしかして、気分悪かったか??」 「ち、違う…の……。」 え、えーい!女は度胸! 「り、蓮斗!」 「ん?」 本当は「好き」って伝えたいけど、 私って素直じゃないから この言葉に託す事にした。 「月が…綺麗ね。」 闇夜に優しく光を灯す満月を見て呟いた。