双姫 IV 番外編



『この花は貴方が?』


「そんな感じです。」


青年は私の隣に座り手を合わせる。


「命って呆気ない程儚いですよね。
人はいつか死ぬのに早過ぎて…。」


『そうですね。
残される方も残して逝く方も辛いです…。』


初めて会う人なのに
こんな話するなんてどうしてだろう。


『あ、そろそろ隠れないと!』


「隠れる?」


『肝試しをする事になってお化け役なんです。
私的にはそういうの苦手で、
もし出たらどうしようかなって……。』


「苦手なのにお化け役を?
こんなに綺麗な人だったら
会ったお化けも喜びますね(笑)」


喜ばれても嬉しくないぃ〜。


「朱音ー!」


この声は…。


『類!?
あ、驚かさずに見付かっちゃった!!』


でも、なんで類だけなんだろう?