類side
「直樹さん…朱音が怖がりなの知ってますよね。」
俺もたまに怖がらせるけど、
それは…朱音が可愛いからで
本気で怖い思いをさせたい訳じゃない。
「んー…朱音ってさ。
明るく振舞ってても悩んでる所あるだろ?」
「もしかして、妹の蒼空ちゃんの事ですか。」
「しえるー?」
「蒼空だけど蒼空じゃないよ…。」
確かに蒼空は蒼空ちゃんの生まれ変わり。
俺は会った事がないから分からないけど
この瞳を見たら頷ける。
「…妹として生き返った訳じゃないからな。
魁達を許したとしても忘れられないだろう。」
俺も朱音が撃たれた時の事は忘れられない。
あれは、今でも夢を見る。
力無く、腕の中で冷たくなる身体が
忘れられないんだ。



