「よぉーし!
腹ごしらえ終えたら身体動かすぞ!!」


「直樹、止めとけって。
朱音…言っとくけど俺は反対したから。」


『……何が?』


ハイテンションな直ちゃんと違って
少し疲れてる光ちゃん。


反対ってまた直ちゃんが何か言ったとか?
どうせ…「夏と言えば肝試し!」NOぉー!!!


「へぇ…肝試し……。」


類が楽しそうに私の様子を見る。


「この蒸し暑い感じをヒヤッと涼みたいだろ!」


涼みたくない!
クーラーでそよそよと涼めば良いじゃない!!
そんな刺激求めてないぃ(泣)


「ほい、クジ引いて〜♪
番号同じ奴がペアで赤のがお化け役な♪♪」


前もって用意されていたのか
箱には数本の割り箸が入っていた。