双姫 IV 番外編



類side


ずっと、ずっと気になっていた。


" …なぁ。"


" どうした? "


" なんでもない…クソ兄貴。"


" なんでそうなるんだよ!? "


初めて兄貴と会った時に言ったよな。

「話すつもりはなかった」って。


それは、今でも思ってるのか?

弟が居るって知ってたのに
会いに来なかったのは本当に俺の為か?

俺は会えて嬉しかったのに、
兄貴は違うのか…?


目の前に本人が居るのに聞けなかった。

その態度が裏目に出てキツく当たってしまう。


" 兄貴は俺の事本当はどう思ってんだ…? "


寝てる兄貴に呟いたその言葉を聞かれたのか


" お前が何を考えてんのか知らねぇけど、
俺はお前に会いに来た事を後悔してねぇぞ!!"


「なんだよ…知ってんじゃねぇーか……。」


狸寝入りしてんなよ!


兄貴の笑顔につられ、俺も笑った。


類sideEND