「あ〜…………………。」


残念そうな天空の声が響く。


「アンタの事だからこの写真を
お父さんに送ろうとしてたんでしょ!?

そんな事したら…「送ったよ?」…は!?」


「だから、もう送信済み♪」


あぁ…駄目だ……。
お母さん、天空が狼に見えます。

この子は完全にお父さんの血筋ですよ。
私の手には負えませーん!!


「あー♪父さんまだかな〜♪♪」


陽気な天空と違って、
私達は苦笑いしか出来なかった。


朱羽sideEND