「紘!なんでもっと早く連れて来なかった!!」 「いや、一応俺ん家って財閥なんで。 色々と勉強してたんすよ。 一段落したんで連れて来れたんです。」 「なら、この子は令嬢って事になるのか。 ……名前は?」 『朱音です……。』 直樹さんと違って光喜さんは気難しそう。 「朱音か、よろしくな。」 でも、悪い人ではないみたい。 「そんで、朱音をここに連れて来たのは 喧嘩を教える為か?」 「……朱音の居場所になればと思ったんです。」 私の居場所……? 紘にぃの言葉を黙って聞く。