双姫 IV 番外編



きっと、受け入れてくれるだろう。
いつもみたいに笑って。


「李樹!
お前っていっっつも俺を馬鹿にするよな!?」


「愁斗は馬鹿呼ばわりされたいのでは?」


「今日も李樹と愁斗の漫才は絶好調ぉ〜♪」


でも、そうじゃなかったら怖いんだ。

俺自身『樺沢組』に養子として
引き取られた事が嫌だったのに。

継ぎたくもないのに次期組長としての稽古や
その重圧にいつも押し潰されそうだ。


反抗の意思を示す為に何度も稽古をサボって、
皆と居たらあの騒動が起きた。


「あ!そういえばさ!!
最近『双姫』の噂無くなったよねぇ〜…。」


『双姫』が教えてくれたんだ。

あの時、俺は刺されても良いと思った。
『双姫』がその行為を怒ったのは
俺を…皆を助けたいと思ってくれていたから。