双姫 IV 番外編



「おらぁ!!」


バキッ!


『素手相手に…女相手に勝てないの?』


狂った様にバッドを振り回す男を
馬鹿にする態度で見下す。


自分より弱い者を痛ぶるコイツらと私は
同じ事をしていたと言われると、
少し前までの自分を殴ってやりたい。


でも、私の恨みは消えない。


" あの時の怒りを忘れたの。"


あれからずっと聞こえる。

忘れるな…蒼空との『約束』を。


この時の私は自分の事ばかりで


「危ない!!」


『ッ!?』


後ろから迫る黒い影に気付かなかった。