あのまま眠った私は、
見知らぬ寝室で目を覚ました。


『…ここ……どこ?』


ガチャ


「目が覚めましたか?」


『あ……。』


部屋に入って来たのは速水 舜。


う、気まずい……。


好き勝手暴れ、泣き喚いて、
終いには気を失った自分が恥ずかしい。


「気分転換に少し散歩をしましょうか。」


先に沈黙を破ったのは向こうで
私を散歩に連れ出した。