「こんな時にシスコンアピールですか。」 「こんな時だからすんだよ。 良いから朱音渡せ…おい、なんでだよ!」 離させようとする時、 朱音が舜の裾を握り締めているのに気付いた。 「おや、残念でしたね?」 なんだその勝ち誇った笑みはーー!!! 「ちょっと、変な喧嘩してないで これからどうするかを考えなきゃ。」 「朱音…凄かったねぇ……。 それ程許せないって事だもんね。」 あの芦喜が優しい! とっかえひっかえで女に厳しいのに!!