舜side


私の言葉に動揺したのか、
真正面から突進する姿を見て胸を打たれる。


「貴女を追い詰めたのは私達です…。」


けれど、間違いを見過ごす訳にはいきません。


ポケットから手を出し、構える。


『アンタなんかに言われなくてもッ!!』


「えぇ…分かっています。」


全てを背負い込み、
自らを責め続ける貴女を少しでも。


その想いを込めて私も向かって行った。


舜sideEND