『……ハァ…落ちないし。』 シャー… 長い時間ほっといたせいか、 服と手に付いた血が中々落ちない。 でも、 排水口に向かう水は血の色に染まっている。 正面にある鏡を見ると、 嫌いな朱と好きな蒼の瞳と目が合う。 ペタッ 鏡に触れると掌にヒヤっと冷たさが伝わる。 『……蒼空、私は間違ってないよね?』 朱を隠し、蒼の瞳に問い掛ける。 そうしてる間にいつの間にか こびりついていた血は綺麗に落ちていた。