" 鬼さんこーちら手の鳴る方へ。 " パン! そう言った『双姫』は笑いながら 掌を叩いている。 狭い路地裏に響く乾いた音。 「お前……。」 " おーにさんこちら手の鳴る方へ〜♪ " まさか、嘘だよな……? 拳を強く握り締め、嘘で欲しいと願う。 「朱音…なのか……?」 頭ん中真っ白なのに いつの間にかそう口に出していた。 『そ〜だよぉ??』 願いとは裏腹にフードから見えた顔は俺の妹。 でも、何故か別人に見えた。 今迄過ごした朱音じゃないとそう思った。 紘sideEND