双姫 IV 番外編



暗い。

とても深い闇が延々と続いてる。


『蒼空…蒼空……ごめん…。』


血に染まる妹の側で泣きじゃくる私を、
私が見下ろしてる。


ピチャ…


足元を見ると蒼空の血が広がり、
『朱』に染まる。

蒼空のおかげで好きになれた私の目の色。

でも…その色に蒼空が染まった時、
また嫌いになった。


『蒼空…ねぇ、聞こえる?
あの『約束』は私が必ず守るから。

だから、少し待ってて。』


返事はない。


ねぇ、蒼空…声が聞きたい、会いたい。