3メートル以上ある美しい細工がほどこされた門の先には高級ホテルのような巨大な校舎
傷も汚れも見当たらない雪みたいな真っ白い壁に銀色の大きなアナログ時計が飾ってある
まるでイギリスのビックベンみたい
赤に近い茶色のレンガの道の両サイドに色とりどりのチューリップが植えられていた
新品の制服を着た新入生逹がにぎわう
「すごいねー!でかいねー!どう思う?」
私は三つ子に問いかける
「おー!この校庭でサッカーしてぇ~!」
と、はしゃぐさつ
「良いんじゃない?」と、めんどくさそうに答えるみつ
「................」無言で携帯をいじるゆづ