「お、涼太おはよ」



「おはようございます。すいません、本当に…」





「気にすんな。あ、熱中症な。水分こまめにとれよ?」






「はい…」



「ばか涼太」




「ごめん… そういえば、咲ちゃんは?」






「ちょっとな。体調崩したみたいだから寝てる」




「え…大丈夫なんですか?」






「大丈夫、大丈夫。多分ストレスかな」





「そうなんですか…」






「おう。」



「あ、今日は本当にありがとうございました。」



「帰るのか?」



「はい。咲ちゃんも体調良くないみたいだし…」






「ちょっとまって。柑菜ちゃん?」




先輩が少し

険しい顔をしながら柑菜を見た





つられて俺もみる






「柑菜?」




俯いて顔をあげようとしない