「どうぞ〜」

ケチャップでAKIRAと書かれたオムライスが目の前に出てきた。


サクラらしいなと思わず笑みが零れる。


「美味そう!」


「ほんと〜?簡単なものでごめんね」


「全然!てか俺の大好物」



アキラは昔っからオムライスが1番好き。


サクラは、子供みたいとクスクス笑いながらアキラの向かいに座った。



「いただきま〜す。……ん、んまい!」


感動してガツガツ食べるアキラ。



「ほんと?よかった〜」



アキラの食べっぷりに安心したサクラ。



「まじ美味い!最高!」


「ふふ、ありがとう」



昼ご飯を食べ、テレビを見たり話したりしている内に、あっという間に仕事に行く時間になった。



2人は急いで準備を整え、アトリエに向かった。