「ま、どうでもいいけど。さっきの言っとけよ。」 仕事を放棄して他人の身長を考えていた私のお尻をポンと叩いて、藤沢は自分の席に戻りだす。 「っちょっと!?セクハラで訴えるわよっ!」 そんな私の言葉にも彼は軽く手をあげて 減るもんじゃないんだから、と反省する様子を見せなかった。 ……今度何か奢ってもらおう、そう思う他なかった。