僕の年上の女性に対する意識は変わらないまま、大学を卒業してこの会社に入社した。 大人になって会社に入っても、間抜けも変わらず。 僕は毎日と言ってもいいほど、何かしらミスをする。 周りの人がフォローしてくれるから大事故には至らないけれど、毎日申し訳無さと情けなさで落ち込む。 そんな僕を厳しく指導するのが僕の教育係になった紀田さんだった。