急いでも急いでも、全然間に合わない。
でも…学校に行きたい!
恥をかいてでも?…いや!そんなの耐えられない。
じゃあ、どうすれば?
いろいろな思いが、頭を駆け巡った。
私が途方に暮れていたその時、ふと、ポストの中になにか入っているのを見つけた。
中を見てみると…手紙?
しかも、私宛の。
誰から?
そんな疑問しか浮かんでこなかった。
私に手紙を送ってくる人なんて、この15年間、一人もいたことがない。
そんなことを考えているうちに、どんどん時間は過ぎていった。
…とにかく、早く学校に行かなきゃ!
まだ、悶々とした黒い雲がかかったような気持ちが手紙のせいでもっと黒く、多くなった。

