「イタッ…」

「ふざけんじゃないわよ。誰があんたをここまで育ててきたと思ってんのよ。上がるわね。」

私の返事も待たずに土足で部屋に上がってくる。


見ると、私の左腕には小さな果物ナイフが刺さっていた。