ある日の朝
僕は、いつもどうり朝の準備をし朝ごはんを食べ、家を出た。
家を出てしばらくは、誰も通らないような、すごく細い道を通る。
この道は、僕だけが知っている、秘密の通路なのだ。
そして、しばらく歩くと、黒い猫が前を横切った。
「あ、猫だ。可愛い」
僕は、どんな動物より、猫が一番好きで、家にも猫を飼っている。
でも、この時ほんの少し思った。
「黒い猫に、前を横切られると、不幸なことがおきるんだっけ?」でも、その思ったことは、あとになって