私は、水嶋彩菜、高校1年生
これから入学式です。
ビックリするぐらいに緊張しています!
友達出来るかな?授業についていけるかな?って思っています。

~春の季節~
「これから入学式をはじめます。」と教頭先生が言った。
私の隣の列から小さな声が聞こえてきた。
「この同学年にすごくカッコイイ人がいるんだったて~」
「え、マジで?」
「マジマジ!ちょーカッコイイの!」
「狙っちゃおっかなー?」
と小さな声で話をしていて、何やら同学年にカッコイイ人がいるらしいという話をしている。だけど、私には関係のないことだった。
「これで入学式を終わります。」

~教室~
私の隣の男子がすごくうるさいけど、人気らしい。
「名前なんていうの?」と私の席の前の元気な人が言った
「私は足立のどか。よろしくね」と自己紹介をしてきた。
「私は、水嶋彩菜。こちらこそよろしくね。」と
「彩菜ね!私はのどかでいいよ!」と
「のどかちゃんね。」
「呼び捨てでいいって彩菜!」
「うん、わかった。のどか!」
「よし!」と自己紹介が終わったその時。
のどかが「いいなー彩菜は!」と言ってきた。
私は「何が?」と返した。
「水野くんの隣の席って羨ましい」
と言ってきたのどかに対して、私は「なんで?」と返した
「え?もしかして水野くんのこと知らないの?」
「水野くんって?」
「あらら。今すごく人気なんだよ?優しくて活発で頭良くてイケメンで!」
私は「へー」しか言えなかった。
「こら!もう鳴り終ったぞ!」と担任らしき人が教卓の前に出た。
「えー、担任の荒木だ。3年間よろしく!」と担任の自己紹介が終わった
「前から自己紹介をしろ!赤野」と呼ばれた男子が立って、次々と自己紹介をされていった。
私は立ち上がり、自己紹介をした。
「水嶋彩菜です。よろしくお願いします。」
といった後に水野くんが立って自己紹介をした。
「水野勇人です!えっと~名前の漢字がゆうととも呼ぶのですがはやとと言います。よろしく!」
と彼は自分の席に座ったときに小さな紙が私の机の上にあった。私はそれを手に取って見た
そこに書いてあったのは、『水野勇人って言います。もし、良かったら俺と付き合ってくれませんか?』て書いてあった。私は訳が分からなくて『ごめんなさい。』と書き彼の机に置いた。彼が見たらしくてまた書いて私の机の上に置いた。『俺、水嶋さんが一目ぼれで、付き合うのがダメだったら友達になってくれませんか?』と書いてあったのを見て私は『友達になってください。』と書いて机の上に置いた。

~休み時間~
1限目の授業が終わって、のどかが私のほうを向いて話してきた。
「授業つまんなかったねー」
私は「そうだね」と困るような顔で言ったらのどかは気付いたらしくて聞いてきた。
「なんかあったー?」と聞いてきたから私は正直に言った。
「実はね…」とこっそり耳打ちをした。
「えー断ったの?」って大きな声で言ったから私はのどかの口を手でふさいだ。
のどかは「ごめんごめん」と焦る声だった。
「それで断ってどうしたの?」と言ってきたから正直に打ち明けた。
「そっか。友達になったんだ。良かったじゃん!」と言った。
のどかと喋ってると辛さがなくなるような感じだった。
「あ、そうだ!LINE交換しよ!」
「いいよ」と答えたときに、水野くんと話していた竹内くんが「水嶋さん、俺と交換してくれる?」と聞いてきた。私は「いいよー」と答えた。
竹内くんは水野くんと同じサッカー部だ。水野くんよりかは人気ではないが彼も人気らしい。

~昼休み~
のどかと話したり、お弁当食べてたら誰かが私の名前を呼んだ。
「水嶋ー!」と同じクラスの男子が私の名前を呼んだ。
私は「何?」と言ったら「水嶋に用事があるんだって、隣のクラスの橋野が」て言ってきた。
私は、「ありがとう。でも断ってくれる?知らない人と話すの嫌だから」と言った。
絶対に顔も見たくない。忘れたいから。
「了解!」と言って彼は去っていった。
のどかが美味しそうにお弁当を食べていた。私も食べなきゃ…。

~放課後の校庭~
のどかが校庭に用事らしくて行ってみたら。
サッカー部の見学に来たかったらしい。
そこには竹内くんや橋野くんまでいた。あの2人も人気らしい。
私はつい、会いたくなくて離れて座って観ていた。
そしたら隣に座ってきた人がいた。それは水野くんだった。
「今日はサッカー部の見学?」と彼は言った。
私は「ううん、のどかの付き合いだよ」と言った。
「そういうこと。まぁ見ててよ?」と彼は言った。
「うん、まぁ見てるよ。」と言った。
「サッカー部集ー合!!!」と顧問が言ったらしくて水野くんも行かなきゃいけないはずなのに私の隣から離れなかった。
私は水野くんに「行かないの?」と聞いたら、水野くんは「行くけど、少ししてから行くよ。」と言った。
水野くんが「橋野と知り合い?」と聞いてきた。私は「知らない人だよ。」と言った。
水野くんが私に
「そっか…でもあまり悩むなよ?足立や竹内や俺が心配するから。なんかあったら言えよ?水嶋が困ってたら俺らが守ってやるから!」
と言ってきた。私は涙が出て、彼の背中に抱きついた。
彼は身体がビクッてしたけども、彼は「どうした?」と言って私は「ありがとう…」としか言えなかった。
「じゃあ行ってくる!」と明るく言った。私は「行ってらっしゃい!」と言った。
 見学の時間が終わったらしくて、のどかが帰って来た時に私はのどかに抱きついた。のどかはビックリしてたけど、その前に水野くんや竹内くんがいたらしくて接したみたい。
水野くんや竹内くんが「水嶋さーん!帰ろー!」と言ってきた。
私は1人じゃなくなったんだ。と思い4人で帰宅しました。