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「え?白虎、なんすか」
「白虎連合!お前は俺の後輩やし特別に入れたるわ!」
「え?!マジっすか!」
夜中、コンビニ前。
実は俺は雄大さんと英寿さんの地元の後輩で。
その一人の雄大さんとばったり会ってまさかの勧誘。
確かこの二人はかなり名前が通っている。
族を作ったってのは聞いてたけど、本人に入れって言われるのはとても名誉。
同時の俺はまだまだ若い。
二人も高1。
でも、断る理由なんてなにもなかった。
「入ります!」
「おーよかったよかった!最近作ったばっかりやねんけど、まだ100人くらいしかおらんくてやぁ」
「ひゃっ…いや、多いでしょ」
「えー俺はもっと欲しいなぁって」
コンビニの灯りに虫が集っている。
さほど都会すぎるってほどでもないので星も満天で。
「ほな今丁度集会してるしお前も来いや」
「うっす!」
月明かりに照らされる雄大さんの金髪。
立ち上がり、俺も立ち上がる。
「そういえば雄大さんコンビニに何しに来てたんすか?」
「んー?機嫌良くなってもらうためにジュース買いに来ただけ」
「機嫌?誰か機嫌悪いんすか?」
でもきっと雄大さんが動くってことは機嫌が悪いのは英寿さんとか?
暗闇にコツコツと2つの足音。
そして、雄大さんは足を止めて空を指差した。
空?
「星空、満天やろ?」
にかっと笑うけど。
まだなにも知らない俺にはただの疑問。
「…はぁ」
俺の変な返事も。
多分雄大さんには届かない。
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